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 メラノロイカ15世は遺伝的新人類(王族は願いの力が衰えない)。新人類に強い期待を寄せられていた。産まれた瞬間から制御の効かない願いの力を持った瞳を隠され、広く暗い王室に閉じ込められる。そんな生活から王に代々受け継がれている自害を望む精神病を発症する(王族のみ発症する病というわけではない。旧人類にこのことからスワサイドという侮辱の名を着せられる)。世話係だったぱるみじゃーのの手助けにより3歳の時に一日だけ外の世界に出てブッチと出会う。精神病は緩和し外の世界に興味を持ち、自身が国を治めるときの為により一層勉学に励む。善意こそが正しいと信じ博愛主義にも似た思想が育てられていくが13歳の時、メラノロイカ14世の"目"を使った裁きを知り自らの願いの力に絶望する。