せってい

作者が忘れないように今まで公開された話で少ししか触れられていない、または語られなかった設定を公開しておくよ!もちろん語られたあとも残しておくよ!ネタバレ注意!


        旧人類と新人類
旧人類はブラフィのような人の体を持っており願いの力を生み出す存在。当人達は願いの力を使えない。GS計画の際その多くが姿を消しており、生き残りは新人類に発見され次第虐殺されたり利用されたりしている。
新人類は400百年程前に突如現れた種族。何故か全体的に熊の様な容姿をしている。生まれた際元になる旧人類がいる"直接的新人類"と、新人類の間に産まれた子孫"遺伝的新人類"がいる。
直接的新人類は肉体年齢が元になる旧人類の当時の生き写しとなるので、実際の年齢と違う事がほとんど。その為年齢は生まれた際の肉体年齢に加算する形で数えられるのが基本のケース。
遺伝的新人類は世代交代が続くほど願いの力が弱まる傾向にある。(王族は例外)


         願いの力
一部の旧人類が極秘で組織的に研究していた力。新人類が生み出されるまで世間には知らされていなかった。本来は旧人類が従来以上の知識、力、能力などを手に入れる為の研究だったが失敗し新人類が誕生したと数少ないレポートに記されている。


        名前について
旧人類、新人類問わず身分が存在している。そして、ブラフィ、ぱるみじゃーの、ブッチのように最低限の呼び名しか与えられないケースがある。旧人類は財力がある者に、新人類は王族と能力が高い者に受け継がれる名前があり貧民や遺伝的新人類、孤児の大半は受け継ぐ名が存在しない。事情があり名前を一部隠しているものもいる。


        ハートちゃん
高級な栄養食でマシュマロのような肉、何故か新人類はマシュマロ好きが多くなかなか手に入らない食材でありながら子供達に大人気。(作者が幼少期に父にプレゼントした絵が元)


         リコッタ
ぱるみじゃーのが戦時に開発していた道具の1つ。分厚い手枷のような形状で、装着してから触れた物の生命エネルギーを交換することが可能。旧人類の捕虜を使い戦況を有利にする為に作られた。しかし開発段階で熱暴走し装着者の腕が焼け落ちるという事故も起きており危険な失敗作の1つでもある。


       デザイヤストーン
願いの力を研究する際発明された願いの力が込められた結晶。さまざまな色があり、謎を秘めている。新人類が王族の証として身につけるようになり、次第にその力も隠されることとなった。


      グッナイトマッシュルーム
希少だが非常に危険な毒キノコ。真っ白いエリンギのような見た目で、食さずとも胞子が呼吸などで体内に入るだけで寄生され害がある。寄生された知的生物は脳内に毒キノコの成分が巡り、拒否反応の副作用で脳が刺激されることでフラッシュバックや睡眠時の悪夢を引き起こす。悪夢のストレスでろくに眠れなくなり、放っておくと頭に成分が集中し視界は赤く染まっていく。最終的には頭部からグッナイトマッシュルームを生やし絶命する。

         GF作戦
旧人類を溶かすように殺す薬を霧状にしたカプセルをブッチに埋め込み、万が一ブッチが倒されても勝算を得るための計画。新人類には無害だがある程度の環境汚染が懸念された為あくまで最後の切り札だった。

はじまりのぶたい

むかしむかしにさ、ドリームランドって遊園地があってよく連れてってもらってた。そこは最後に行った日、誰かに「ここはもう魔法でお引越ししちゃうからね」って言われた。もうちゃんとした景色を思い起こせないんだけど、ホームビデオではあたしが入り口のど真ん中でケツふりながらテーマソングを歌ってた。

それから何年立ってもいくつもの遊園地で遊んでた。恐怖や憎しみに飲まれてもその好きがなりたい自分を思い起こしてくれる。

このシリーズを作ろうとしたとき一番最初に思い浮かんだ場所。それらがどうなっていようと、これからどうなろうとハリボテ家族で育ったあたしの心を動かした。

ゆめのはなし

作者が見たもの聞いたもので影響を受けてないことって多分無いんだけど、その中でも1つ忘れられない夢があるんだよね。寝るときに見る夢。かなり今回の作品でも意識して取り入れてるからここに書いておく。

 とっても不健全なものを見たのを覚えてる、気がつくと自分の家だったり、車の中だったりどこでもない市場のような場所だったり色んな場所を目まぐるしく移動していく夢。
家にいたと思ったら妹が階段から転げ落ちて人形みたいにコロンと首が取れて泣きわめく所、階段から降りると鬼みたいな怪物が知らない子供の体を丸焼きにしてそれをスプーンで救ってその子自らに食べさせてる所。そいつらに見つからないように逃げ隠れしながら進んでると昔家にあったブラウン管テレビに昔トラウマになったアニメキャラ達が次々映っていてなぜか目が離せなくなる所。かと思えば畑の中で車の中にいて隣の座席には友達も座っている、でもその友達の腕が取れ始めて結合部分がイソギンチャクの触手みたいにうごめいてる所。かと思えばまた家にいて今度は寝室中に薄紫のスライムが動きながら張り付いていてあれには触ってはいけないって直感で感じて恐怖で動けなくなる所。
 どれも断片的で正直見た順番も間違っているかもしれないけれど、どこに逃げたらいいかわからなくなっていたその時。声をかけてくれる子がいたんだ、同じ年くらいの女の子。でもなんとなく自分より1歳は年上なんじゃないかとも思わせた。大きなトマトの被り物をして、黄色いワンピースを着ていて色白の素足を見せていた。その子はあたしがどういう状況かわかってたみたいでほとんど会話することもなくどこかに案内してくれた。あたしもその子についていけばいいって感じて一緒に行動した。
 野菜やフルーツ、カラフルだけど何なのかわからないものも入っている市場のような場所まで来た。ほぼ一本道になっていて奥の方がゲームやアニメで見るような大きくて眩しい光を放ってた。そこまで来るともうあとはどうすればいいか直感でわかってそこに向かって進んだ。女の子は着いてこなかった。目が覚めた。

 考える余裕が出てきてからあの子の名前が聞きたかったとか、お礼が言いたかったとか、もう1度会いたいって気持ちが出てきてその子の絵を描いたり何度も何度も頭の中で姿を思い起こしながら眠った。けどあれから今日まで1度も夢に出てこない。そもそもあたしはそんなに長い夢どころか夢もあんまり見ない子供だったからこれからも出てこないと思う。もう顔も覚えてなくて、覚えてるのは特徴的な服装と親切だったことだけ。

 ただのチグハグな夢だったけどもう1度会ってみたいと思ってる。

さくしゃのこすぷれべすとしょっと↓

せいさくはいけい

ここからは作者に関心がある人が読んでくれたらいいよ。

 7歳の時、学校から帰宅してる最中にこのままこれを繰り返して死ぬんだろうなって一生の流れが逆走馬灯みたいにみえて怖くなった。
きっとその事がきっかけで3DSを買い与えられてネットを知ってから作品づくりにどんどんのめり込んでいった。

なにか生きてる間に遺したい
と思って始めたこのシリーズ。

振り返ると自分でもかなり個性的な人生を歩めたと思ってるよ。エロいことばっかり考えて、すべての大人に見下されてると毎日恐怖して攻撃することを妄想していた。天真爛漫だけど力でねじ伏せるようなイジメが大好きな悪い子だったんだ。でもまるで人が変わったように誰かの力になることも進んでたくさんしてた。良くも悪くも素直。
好きな場所は遊園地。芸術に誇りと愛を感じてて、自分が気に入ったものは意地でも死守するってモットー。絵本の十二支の午年って影響で馬とかユニコーンに執着してて、頭の中はかなりファンタジー、全体的にキラキラしたものに弱い。まぁなんでこんなカオスな性格になったかはこれから書いてく。

 物心ついたときから父方のジィジに体を触られ続けて初めてが終わったのは9歳の時。何故か金曜日だったことは覚えてる。でも、精子が出なくなる手術したって教えてもらったし、実際妊娠経験は今もまだないんだよ。怖くて初潮も始まってないのにお腹叩いてたけどね。シャワーも終わってから3日くらいは裂けた傷がしみて痛かったなぁ。「いく」って何だろうって思ってたのが懐かしいよ。写真撮っていいかも聞かれたり(直感的に恐怖を感じて断ったけど)なんかして、あたしが先生に相談するまではジィジがしたいときに体を触ってあたしも抵抗しないって流れができてた。なんか役にたててる気もしたんだよね。あとで知った話ではかなり女癖が悪かったらしくて、先生に相談する直前の日はたしかにストレスが溜まっていて貪るような触り方だった気がする。

 パパとママはお誕生日も祝ってくれた。古い家で虫もでるけどご飯も美味しくて、優秀な妹もいたのにあたしのことを大事だって言ってくれた。2人ともまともだけどママは流されやすいくせに態度の大きい人だった。でもあれがいわゆる肝っ玉小さいってやつなのかな、濡れ衣だったのにあたしが持ってた証拠も確かめず相手の親に気圧されて謝ってたことは一生忘れないと思う。あたしは忘れっぽくて、よく無くしものをすると「死に物狂いで探せ」って言われてたなぁ、上司には同じこと言わないだろうね。フラッシュバックして1度だけ背後からグーで殴ったことがあるけどその時は顔真っ赤にして怒ってて面白かった。パパにも濡れ衣で怒鳴られたことがあった。もの投げられたり怒鳴られると声が大きくて怖くなって反論できなかったけど、何ヶ月かシカトしたのはよく効いたみたい。それもそうだと思う。つい昨日までぱぱしゃま〜♡なんて甘えてた娘が突然舌打ちしたり睨みつけたり豹変したんだもんね。2人を気の毒だと思う?児童相談所があたしを閉じ込めてたときもメソメソ泣くだけでなんにも出来やしなかった、強くて絶対的だと思ってたのに。きっと怖い大人たちにあたしが連れ去られることになったとしても泣いて差し出すんだろうね。後悔はしてない。

 でも良い子を目指してはいた。あたしを真面目だって評価する人はいたし、怒りに任せて殴るのを必死で我慢したり、大丈夫じゃないのに大丈夫って言ったり。両親は仲良かったけど母方のジィジとバァバは死ねとかクソババアとかいがみ合う仲だったからよく間に入ってご機嫌取りしたり。ママが不安定だったのはバァバのせいなんだって、成績を兄と比べたり常に否定的な評価をしてたって。中学をもうすぐ卒業するってときに教えてもらった。その時もわざわざハグまでして慰めてあげたんだよ。パパがあたしがやってないことで怒鳴りつけてきたり物を投げたときも数ヶ月で許してあげた。これが愛憎ってやつかな。

 友達付き合いは高校生になるまで苦労したよ。たたかいごっこやドッジボール、やんちゃな遊びが大好きで抜け出せなくて。その気がない子にも殴ったり踏んだりしちゃった。虫で遊んだりもしてたしあたし完全に忌み子だった。

 言わずもがなお勉強もできたほうじゃなかったよ。すぐぼーっとしちゃったり座ったまま眠ったり。でも芸術系の授業は他と比べると伸びが安定してたかな。
勉強せず性器ばっかり描いてるのがバレちゃってどきどきしながらママの目の前で破いたのは恥ずかしかったなぁ。

 14歳になって祖父との行為に嫌気がさして先生に相談したのを覚えてる、その時知ったんだけどママもあたしと同じように若い頃親戚の誰かに性的虐待受けてたんだって、まぁどうでもいいよね。先生は親身になってくれてたけど避難した先の施設があんまりだったし結局先生も恨んじゃった。だって大人はタバコ臭かったし部屋は窓に格子がついてて夜になると光が差して独房みたいに見えたし、貸してもらった下着もおりもののシミだらけだったんだもん。同じ施設にいた男の子を誘って体触り合ったりしてストレス発散しようと思ったけど2回目で普通にバレた。まぁその後すぐにバッタの足をむしるって遊びが流行ったから楽しかったけど。カウンセリングも話すだけで問題解決しない無意味なものに感じて、それから人に悩み事相談とかはしなくなった。滞在は1ヶ月の約束だったのに結局3ヶ月かかってたね。あたしが宿題期限までにやらなかったら怒ってたくせに。演劇部の部長になったばかりだったけど台本も送られなかったからなんの役も勝ち取れなくてラストのダンスパフォーマンスしか出ることができなかった。でも技術や情熱は誰よりもあって練習もいっぱいしたからあたしだけたくさんの人に褒めてもらえた。あれは嬉しかったな。

 あたしは生きてちゃいけない。この醜い遺伝子だって遺しちゃいけないし、今すぐ死んでも遅すぎるくらいだと思っていた。けど、このあと書くことのおかげで自殺失敗してよかったと思えた。

出席はしなかったんだけど裁判があったらしくてお金がたくさんもらえた。マネキンで再現されながら伝えるのは大変だったけど裁判の証言を録音した記憶がある。そのお金で高校に通えたんだよ。実質自分で稼いだお金だよね。酒臭くて生ゴミ味のキスを何千回もたえたかいがあったってもんだよね。
そこでは今までにないくらい充実してたよ、喧嘩もあったけど親友もいて、ふわっとしたものだけど将来の目標があって、先生は実力もあるし厳しくて。

 でも上で書いたとおりそこで濡れ衣を着せられてもママは信じてかばってくれなかったし、パパはあたしがネットで知らない人とエッチしてるって知ったら裏切り者がって漫画みたいに怒鳴って滑稽だった、あたしがいつお前とどんな約束したのか知らないけど裏切り者はどっちだよって話だよね。お金はびた一文ももらってなかったから援交とはまったく別物だし、セックス依存症で苦しんでることは伝えたのに。
これで大事なんだって、呆れちゃう。

 まぁ、散々親を罵ったけどあたしも家族の役割を全うできてたとは言い難いね。妹と弟それに自分の3人兄弟だったけど、あたしは独りっ子が憧れるような良い長女ではなかったとだけ言っておくよ。長女として生きたくなかった反動が今回のブラフィの立ち位置を作っているのかもしれないね。

 そして今は小さい時からあたしを育ててくれたネットの海に作品を一つ一つ投稿できてる。
演技の先生も言ってたけど自分の精いっぱいを観せられる。そういう舞台が用意されてるって、観てくれる人がいるってほんとに幸せ。色々経験できたはずだからきっといいものになると思う。

 こんなおぞましい文章読んでくれてありがとう。これを読んでる人が精神的にまいんないといいんだけど。これからもよろしくね🍅